IOC称賛の隔離生活 選手は「二度とやりたくない」

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吉田純哉、波戸健一
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 世界中から人が集まるスポーツの国際大会は、新型コロナウイルスの感染拡大のリスクがつきまとう。そんなリスクを最小限にするために生み出されたのが、「バブル」と呼ばれる大会方式だ。選手団が外部と接触するのを遮断するやり方で、このノウハウは東京オリンピック(五輪)にも生かされるというが、いったいどんなものなのか。一足先に経験した選手らに話を聞いた。(吉田純哉、波戸健一)

IOC会長「東京五輪でもこの経験が役に立つ」

 1月のハンドボール男子の世界選手権(エジプト)は「バブル」方式で開催された。主催した国際ハンドボール連盟には、国際オリンピック委員会のバッハ会長から「大きな励みになる。東京五輪でもこの経験が役に立つ」とメッセージが送られた。

 「空港に着いてから、バブル以外の場所は、ほぼ踏んでいないですね」。ハンドボール日本代表の主将、土井レミイ杏利は明かす。

 日本が空路でカイロ入りすると、滑走路にはすでにバスが待っていた。数歩で乗り込むと、ホテルまで運ばれた。そもそもエジプト入りには、新型コロナの陰性証明が必要だった。チェコと米国は陽性者が出たため、参加取りやめとなったほどだ。

 ホテルに着くと、試合と練習会場にバスで行き来する窮屈な生活が始まった。

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