勾当台公園に分煙スペース 受動喫煙問題受け試験導入

申知仁
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 仙台市日本たばこ産業(JT)東北支社が4月、宮城県庁や市役所そばにある勾当台公園仙台市青葉区)で、分煙の社会実験に乗り出す。平日の昼時になると公園内の灰皿には喫煙者が詰めかけ、付近からの苦情が絶えずに受動喫煙が問題視されていた。

 市によると、設置されるのは3種類の喫煙スペースだ。換気機能がついたプレハブ1棟のほか、高さ約2・5メートルのパーティション(仕切り)で囲ったり、フラワーポット(花壇)で区切ったりする。

 喫煙スペース以外は園内を禁煙にして、現在設置されている灰皿は使えないようにする。喫煙スペースでは足元に距離を取るよう求めるマークを設置して、「密」を防ぐという。

 公園では平日の昼休みになると周辺から愛煙家が集まり、3カ所の灰皿周辺でたばこの煙やにおいが問題になっていた。市は昨秋、市民からの苦情を受けてJTに対策を相談。JTが喫煙所の設置費用1千万円超を負担し、市が維持管理を担うことでまとまったという。

 実験は4月20日~来年3月末に実施する予定だ。市は公園の利用者を対象にアンケートをして、どれだけ受動喫煙を防ぐ効果が期待できるのかを確かめるという。

 市の担当者は「公園利用者には吸う人も吸わない人もいる。なるべく多くの人が気持ちよく公園を使える方法を探りたい」と話す。(申知仁)