外国人の移住促進へ 米国人コンシェルジュ みなかみ町

遠藤雄二
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 移住者の受け入れに力を入れる群馬県みなかみ町は8日、移住を検討する外国人に町の情報を提供したり、相談に乗ったりする「移住コンシェルジュ」に町内在住の米国人ミックガワン・コリーさん(48)を任命した。町によると、日本人コンシェルジュ3人に次いで4人目。外国人の起用は全国的に珍しいという。ミックガワンさんは「みなかみの素晴らしさを伝えていきたい」と抱負を語った。

 ミックガワンさんは1999年に来日。英語教師を経て、東京都内の企業で採用や人事などを担当。3年前にみなかみ町に移住し、自営で個人の成長を支援する「コーチング」やコンサルタントの仕事をオンラインでしている。日本人の妻、中学1年と小学4年の息子2人の4人家族。日本式に氏名の順に名乗っている。

 鬼頭春二町長から委嘱状を受け取ったミックガワンさんは「家で食べる米の量が半端ない。家の前の田んぼでとれた米を食べ、野菜は知り合いの農家が玄関の前に置いてくれる。夢のような生活です」と流暢(りゅうちょう)な日本語で話した。

 「町のお役に立ちたい」と話す一方、「どういう町になりたいか、ビジョンを言えた方が(外国人を)呼びやすい」と町長らに提言した。

 町が今月4~7日に開催したオンライン移住相談会には8組が参加。うち2組はいずれも妻が日本人の米国人とオランダ人で、海外と結んで相談に応じた。ミックガワンさんは質問に答えたり、町の説明をしたりしたという。

 町の担当者によると、オンラインでの相談者の1割ほどが外国人を含むカップルや家族。「奥さんが日本人の場合が多く、移住促進の対象になりえる。外国人の夫の相談にミックガワンさんが親身に応じることで、移住希望者の信頼感につながる」と期待する。(遠藤雄二)