新宿の人出、昨春の4倍 西村経済再生相は「緩み」警戒

山本知弘
[PR]

 昨年の緊急事態宣言の時に比べて、新宿駅の人出は約4倍――。新型コロナウイルス対策を担当する西村康稔経済再生相は8日の記者会見で、宣言下にある地区の主要駅のデータを示し、「ここで油断すると、また感染が増えるということになりかねない」と警鐘を鳴らした。

 西村氏が示したデータは、携帯電話の位置情報をもとにした7日(日曜)の主要駅の人出の情報。そのうち午後3時時点の人出を、最初の緊急事態宣言が出た昨年4月~5月の日曜と比べたものでは、新宿駅東京都)や横浜駅で4倍▽大宮駅(埼玉県)で3倍▽名古屋駅で2・7倍▽梅田駅大阪府)で5倍▽博多駅福岡県)で3・3倍――となった。

 都内の新規感染者数が約2カ月ぶりに300人を下回るなど、宣言の対象地域でも感染状況は一時と比べれば落ち着きつつある。ただ、西村氏は「緩み」を警戒しており、宣言の解除に向け「もう一段、やはり(感染状況を)下げていくことが大事だ」と強調。「引き続き不要不急の外出自粛を」と呼びかけた。

 西村氏は「出勤者の7割削減」にも重きを置く。「今後、(感染を)再拡大させないためにも、この宣言を早く終わらせるためにも、ぜひテレワークを引き続きお願いしたい」と訴えた。(山本知弘)