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 新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの普及で、生活スタイルは大きく変わった。通勤や通学が減り、影響は様々な指標に現れてきた。逆風にさらされた企業は今年、どう対応するのか。

 東京都心にある警視庁遺失物センターには、都内一円から落とし物が集まってくる。1月下旬に訪れると、倉庫は寒々しいほどガラガラだった。例年ならば帰省や冬休みの落とし物が大量に届き、物であふれかえる時期。「棚に収まりきらず、荷物を満載にした台車が通路を塞いでいるのが見慣れた光景だったが」と五十嵐祐紀子センター長。落とし物を収めたかごの移動に使うフォークリフトは、昨年から動かしていないという。

 センターによると、20年の東京都の落とし物は、過去最高だった前年の415万2190件を3割ほど下回る見通しだ。拾得物の件数は右肩上がりが続いていたが、前年を下回るのは07年以来。減り幅は過去最大という。

 特に減ったのが土産を含む食品類とカメラ類で、ともに前年から半減。スポーツ用品など含む趣味・娯楽品も47%減で、コロナ禍で旅行できなかった様子が伝わってくる。警察署別では、羽田空港を管轄する東京空港署は65%減で減り幅が最大だった。大型商業施設や歓楽街のある新宿署や渋谷署は4割減。オフィス街を抱える丸の内署や中央署なども同様だ。電車での置き忘れも同じように減っているという。

「仕事の相棒」売り上げ減

 商品の売れ行きはどうなのか。小売店の売り上げをみると、「仕事の相棒」「当然のたしなみ」とされたものが減った。

 全国のスーパーやコンビニ、ド…

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