ソマリア大統領が任期切れ 予定の選挙、実施できず

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 アフリカ東部ソマリアで8日、予定されていた大統領選が実施できず、アブドラヒ大統領の任期が切れる事態となった。AFP通信などによると、中央政府と連邦を構成する各地域政府の間で選挙手続きについて合意ができなかったことが原因という。

 同通信などによると、大統領の任期切れを受けて野党側は「(アブドラヒ氏を)大統領とは認めない」と主張している。任期延長を認めない方針で、アブドラヒ政権の代わりとなる暫定的な統治機構をつくることを呼びかけているという。

 国連ソマリア支援ミッション(UNSOM)は8日、「選挙を実施するための最終合意に可能な限り早くたどりつくため、ただちに対話を再開するようソマリアの指導者たちに呼びかける」などとする声明を発表した。

 ソマリアではアルカイダ系の過激派組織シャバブが各地で爆弾テロや襲撃を繰り返しており、政治的な混乱を利用してシャバブが活動を活発化させる恐れがある。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)