議会活動名も「スーパークレイジー君」 略称議論したが

堤恭太
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 埼玉県戸田市議会の臨時会が8日開かれ、1月31日の市議選で初当選した西本誠氏(34)が市選挙管理委員会に認められて選挙で使用した「スーパークレイジー君」の通称を議会でも使うことが認められた。会派名「スーパークレイジー君党」も認められた。

 通称名、会派名については各派代表者会議で審議され、どちらも異論はなく全会一致で使用を認めた。

 ところが、議会事務局側が略称として「議会では名字を使って『――議員』などと呼ぶ。スーパークレイジー君は長いので『クレイジー君』を使いたい」と提案すると、スーパークレイジー君の通称使用も含めた論議が始まった。

 「クレイジーの意味から考えて社会的に通用するか疑問」「他の議会と交流するとき、議会人としていかがなものか」「略称は『スーパー君』の方がいいのでは」「(最後に)『君』が付いているので意味は薄まっている」「この名称は市民も承知して選んでいる」などの意見が出た。

 昨年10月の茨城県つくば市議選では「勝手につくば大使」の使用を市選管で認められた小村政文氏が当選。議会活動では本名を使っていることから、市民らが「事業の屋号に相当し、氏名とは認められない。奇をてらう名前での立候補の横行は防ぐ必要がある」などとして市選管に当選無効を求める異議を申し立てたが、棄却された。市民側は不服とし、県選管で審議されている。

 スーパークレイジー君はこうした例も挙げて「西本誠では誰だかわからない。スーパークレイジー君を使わせてもらえれば」と話し、最終的には「本人の意見を尊重する」として略称も「スーパークレイジー君」とすることが認められた。(堤恭太)