捨てられる花「ロスフラワー」 買って生産者を応援

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田中陽子
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 茎が曲がって規格外とされたり、コロナ禍で行き場をなくしたりした花を購入できるサービスが広がっています。生産者の支援につながり、価格も比較的手ごろ。花のある生活を楽しむきっかけになるかもしれません。

 バラ、ガーベラ、水仙……。昨年12月、東京・虎ノ門の生花店「hanane」の店頭に色とりどりの花が並んだ。どれも1本100円。規格外の花を「チャンスフラワー」と名付けて販売するイベント「花つみ」だ。

 2019年6月に始め、現在は週2日開く。1日100人近くが訪れ、リピーターが多いという。近くの会社に勤める常連の女性(47)は「100円なら、ほしいと思った花を金額を気にせず買える」と話す。

拡大する写真・図版約20種の花が並んだ「花つみ」=東京都港区のhanane

 花を部屋に飾ると、無色に感じていた空間が生き生きした。気分も明るくなり、癒やされる。「仕事で疲れていても、帰宅すれば花のきれいさが気持ちを上書きしてくれる」。特別な日の贈り物だった花が、日常に欠かせない身近な存在になった。

 気分を盛り上げたくて、規格内の花を買うこともある。「定食屋にもフレンチにも行くように、花の楽しみ方の選択肢が広がった」と話す。

 hanane代表の石動(いしどう)力(ちから)さん(43)がめざすのは、10年ほど前に修業先のドイツで見た光景だ。「主婦が買い物帰りに当たり前に花を買っていく」。日本でももっと気軽に花に親しんでもらいたい。注目したのが規格外だった。

 花が小さかったり、茎の長さ…

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