日本マクドナルドが営業最高益 新たな需要の対応が奏功

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若井琢水
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 外食業界が新型コロナウイルス禍に苦しむ中、マクドナルドが絶好調だ。日本マクドナルドホールディングス(HD)が9日発表した2020年12月期決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年比11・7%増の312億円と過去最高だった。コロナ禍で高まった新たな需要に、いち早く対応できたことが奏功した。

 売上高は前年比2・3%増の2883億円、純利益は19・6%増の201億円だった。客数は8・5%減ったが、1人あたりの購入額が16・7%も増えた。1店あたりの1カ月の平均売上高は、01年の上場以来、過去最高になった。

 強さの理由は、感染拡大で高まった、持ち帰りや家族分まとめ買いなどの需要を取り込んだことだ。

 その立役者の一つがドライブスルー。マクドナルドは国内2924店のうち、半数の約1500店がドライブスルーを備える。従業員との接触が最小限で済む上に、時短営業で店内飲食ができなくなった後も利用できることが強みとなった。昨年春の1度目の緊急事態宣言から需要は急増。4~5月は、ドライブスルーの売り上げが全体の半分を占めた。

 この日のオンライン会見で、事業会社の日本マクドナルドの日色保社長は「当然、ドライブスルーなど機能面のアドバンテージがある程度あった」と話した。一方、「ドライブスルーやデリバリー需要の高まりに対応できたのは、人材があってこそ。クルーやマネジャーの頑張りのおかげ」と従業員をねぎらうことも忘れなかった。

 宅配への対応も早かった。自…

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