ミャンマー国軍、スーチー氏率いるNLD本部を強制捜査

バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで9日夜、治安当局がアウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)の党本部に強制捜査に入った。国軍はNLDが圧勝した昨年11月の総選挙に不正があったと主張しており、NLDの弾圧に向けた材料を捜すためではないかとみられている。

 関係者によると、国軍と警察の当局者が最大都市ヤンゴンのNLD党本部を捜索。NLDはフェイスブックで「軍の独裁者が午後9時半ごろにNLD本部を襲撃し、破壊した」と軍を批判した。

 1日のクーデターでNLD政権を覆した国軍は、すでに地方のNLDの複数の事務所を捜索し、パソコンや書類などを押収。一部の事務所は閉鎖に追い込まれた。さらに、無線機を違法に輸入して使ったとして警察がスーチー氏を訴追するなど、NLDへの弾圧を強めている。(バンコク=福山亜希)