「千葉石」詳しく調べたら…新鉱物「房総石」を発見

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米山正寛
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 千葉県南房総市から「房総石(せき)」と名付けられた新しい鉱物が見つかった。2011年に報告された「千葉石(せき)」を詳しく調べる中で発見された。主成分は石英と同じ二酸化ケイ素。その中に天然ガス分子を含む特殊な鉱物だ。国立科学博物館などの研究グループによる論文(http://dx.doi.org/10.1180/mgm.2020.91別ウインドウで開きます)が専門誌に掲載された。

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房総石を伴う千葉石の結晶。右下のバーは1ミリ=門馬綱一さん提供

 千葉石は、南房総市の山中で採集された約1800万年前の堆積(たいせき)岩から見つかった新鉱物。千葉県内のアマチュア研究者が目にとめ、科博の門馬綱一・地学研究部研究主幹(当時は物質・材料研究機構研究員)らと調べた。無色透明で、ケイ素と酸素が結合してできた「かご」のような微小構造の中に、メタンやプロパンなどの天然ガス分子が閉じ込められていた。

 さらに詳しく調べると、別の未知の鉱物も見つかった。ケイ素と酸素の「かご」の中に天然ガスが入っている点は同じだが、構造が少し異なり、「かご」がより大きく、プロパンより大きい分子も含まれると考えられた。これを房総石と命名した。

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房総石と千葉石の偏光顕微鏡写真。黒い六角形の部分が千葉石。その右下の白い部分が房総石。右下のバーは0.2ミリ=門馬綱一さん提供
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 これまでに得られたのは千葉…

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