修学旅行船沈没、船長を書類送検 「景色を見せようと」

長妻昭明
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 香川県坂出市沖の瀬戸内海で昨年11月、修学旅行中の小学生ら62人が乗った旅客船が沈没した事故で、高松海上保安部は10日、多田陽介船長(45)=高松市=を業務上過失往来危険と業務上過失傷害の疑いで高松地検に書類送検し、発表した。多田船長は容疑を認めているという。

 事故は昨年11月19日午後4時40分ごろ、瀬戸大橋下にある坂出市の羽佐島沖で起きた。同市立川津小の6年生52人や教員らが乗った旅客船「Shrimp of Art」(19トン、高松海上タクシー所有)が浅瀬の岩にぶつかり、約20分後に沈没したが、近くの漁船などに全員助けられた。

 送検容疑は、船の進路を変えた際、浅瀬があることを確認せず、船を座礁させ、小学生2人を含む3人に打撲などのけがを負わせたというもの。多田船長は進路変更の理由について、近くの岩黒島沿岸の景色を見せようと思い立ったなどと話しているという。(長妻昭明)