現代アートの「おっぱい展」 乳がん啓発、堅苦しくなく

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高木智子
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 乳がんの早期発見と治療を掲げる現代アート「おっぱい展」が福岡市の博多阪急で開かれている。主催するのは福岡県田川市在住のアーティスト、タナカナミさん(39)。胸のしこりに悩んだ経験が、乳がん啓発のきっかけとなった。14日のバレンタインを前に、会場には「恋愛」などをテーマに、不要になったブラジャーを素材にした作品、Tシャツ、イラストなどが展示されている。

 タナカさんは2016年夏に右胸にしこりを見つけた。「乳がんなら180度日常が変わってしまう」。悩みながらも3児の子育てに忙しく、病院で診察を受けたのは半年後だった。

 しこりは良性腫瘍(しゅよう)と分かり、摘出手術を受けた。しこりを見つけてから病院に駆け込むまで、1人で悩んだ半年の時間を早期発見・治療に充てられると気づいた。だが、当時は相談する相手も知識も乏しかったと実感。「しこりに良性と悪性があることも知らなかった。自分のようにだれにも話せず悩んでいる人もいるかもしれない。経験者としてできることをしたい」

 陶芸教室を開いていたタナカ…

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