気候変動問題 誰かに「自分事化」を求めず、自ら動く

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聞き手・藤田さつき 聞き手・大牟田透
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 菅義偉首相の2050年温室効果ガス排出「実質ゼロ宣言」などで話題にのぼる気候変動問題。「自分事」にすることが重要といわれますが、簡単ではありませんよね。では、どうすれば?

小野りりあんさん「若い世代にとってはサバイバル

 気候変動を「自分事」と考える意識がなかなか広がらない。とても難しいテーマですよね。どうしたらハードルが下がるのか、私にも答えはすぐに見つかりません。

 環境保護活動をする母のもと北海道の自然に囲まれて育った私は、子どもの時からその意識がわりと高かったと思います。7、8歳の頃、1992年のブラジルの「地球サミット」でのセバン・スズキさんのスピーチを知り、「一人じゃ解決できない。仲間を作らないと」と考えたのをよく覚えています。

拡大する写真・図版COP25の日本パビリオン前に立つ小野りりあんさん=2019年12月、スペイン・マドリード、石井徹撮影

 そう、気候変動ってあまりに大きな問題なんです。ニュースで見聞きしても、個人の行動がどうつながるか実感を持ちにくい。それに事実、「これだけやれば解決する」という問題でもありません。石炭火力発電の廃止や植林、社会システムの変革までしないと。大人数の力で立ち向かわなきゃならないことですが、他の人へつながろうとするのはすごく勇気がいる。

 だから私は、グレタ・トゥンベリさんが始めた若者による抗議行動「フライデーズ・フォー・フューチャー」を見た時、大人に突きつけられたタイムリミットのある大きな課題に衝撃をあ受けたと同時に、立ち上がった多くの姿に希望を強く感じました。

 若い世代が声を上げるのは「…

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