引っ越せない? 京都の芸大生が愛するニワトリがピンチ

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田中ゑれ奈
【動画】芸大移転でニワトリどうなる?=田中ゑれ奈撮影
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学生が描いたニワトリ(右)と飼育されているニワトリ
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 約40年間にわたって、京都画壇の伝統を継いできたニワトリたち。飼育されていた京都市立芸術大学のキャンパス移転にあたり「引っ越せない問題」がわき起こった。彼らの運命やいかに――。

 「いつもこうやって逃げるのが『おかゆ』です」。うめぼし、かつおくん、きびだんご。キャンパスの一角、手作りの名札が掛けられた鶏小屋の金網越しに、深紅のとさかがぶるると揺れる。

学生たちが愛着をもつニワトリたちの運命は。後半には、キャンパスに動物たちを連れてきた高名な日本画家のインタビューも。

 地面をつついたり、隣のニワトリとけんかしたり。昼休みになると当番の学生たちがやってきて、慣れた手つきでエサを補充し、フンを掃除する。雌鶏が産んだ卵を温める前に回収し、時に食べるのも当番の役目だ。鶏小屋の事情を知らされた、美術学部日本画専攻1回生の梅木翔子さんは嘆く。「えっ、じゃあもう移転、しないでおきましょ」

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「コケコッコー」と高らかに鳴く=京都市西京区、井手さゆり撮影

 日本画専攻の学生は、先輩か…

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