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 NHKは10日、新年度の番組キャスターを発表した。「クローズアップ現代+」の武田真一アナウンサーが大阪拠点放送局に異動し、全国に向けた新番組を担当するほか、鈴木奈穂子アナが、退職する近江友里恵アナから「あさイチ」を引き継ぐ。「ニュースウオッチ9」は有馬嘉男キャスターが降板し、海外取材の経験豊富な田中正良記者が新キャスターとなる。

 「ニュース7」なども過去に担当したベテランの武田アナは、総合テレビで4月2日夕から毎週金曜に放送される新番組「ニュース きん5時」を担当する。NHKは首都圏での大規模災害時のバックアップなどを見据えた大阪放送局の機能強化を打ち出しており、正籬聡放送総局長は「災害報道の際に的確で、落ち着いて必要な情報をきちんと視聴者に届ける、NHKでも1、2のスキルを持っている。熊本出身でふるさとへの思いもあり、全国各地の地域の魅力をお届けできる人物」と期待を述べた。武田アナは、「流れに身を任せ、呼び寄せられて人生を転がしてみるのも悪くない……。そこから見える新しい風景を楽しみにしています」とコメントしている。クロ現は井上裕貴アナ、保里小百合アナの2人キャスター制になる。

 あさイチを新たに担当する鈴木アナは、2年ぶりの現場復帰となる。「およそ2年ぶりにテレビの生放送を担当します。その番組が、育休中に毎朝見ていた『あさイチ』とは……! 博多華丸大吉さんが引っ張る『チームあさイチ』に少しずつ馴染(なじ)んでいけたらと思います」などとコメント。近江アナは本人の申し出により、3月末で退職するという。

 また、有馬キャスターの降板を巡っては、「官邸を怒らせた」などと一部で報道されたが、正籬放送総局長は「公共メディアとして自主自律は生命線。誰かに何か言われたからということは一切ない」と圧力の影響を否定した。

 この日は連続テレビ小説「おかえりモネ」の放送が5月17日から始まることも発表された。現在放送中の「おちょやん」は同14日が本編の最終回で、15日は最終週の振り返りを放送する。(黒田健朗)