藤井聡太二冠が2年ぶり3度目の優勝 朝日杯将棋OP戦

村上耕司

拡大する写真・図版朝日杯将棋オープン戦決勝に臨む藤井聡太二冠(奥)と三浦弘行九段=2021年2月11日午後1時58分、東京都千代田区、角野貴之撮影

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 第14回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝(朝日新聞社主催、東海東京証券ローソン協賛、ABEMA特別協力)が11日、東京都千代田区有楽町朝日ホールで行われ、藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が2年ぶり3度目の優勝を果たした。準決勝で渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=、決勝で三浦弘行九段(46)を破った。

 朝日杯は持ち時間が各40分で使い切ると1手1分未満の早指し戦。準決勝では昨年、棋聖戦五番勝負を戦った渡辺名人と対戦した。終盤、「渡辺勝勢」と言われた局面から渡辺に決め手を与えず、粘り強く指し続け、逆転勝ちした。藤井二冠は「ずっと苦しかったので開き直るしかないと思って指していた」と話した。

 決勝は、準決勝で西田拓矢四段(29)を破った三浦九段と対戦。序盤から激しい展開になったが、難解な中盤戦を制した。

 藤井二冠は2018年、初参加の第11回大会で、羽生善治九段(50)=当時竜王=、広瀬章人八段(34)を破って優勝。翌年の第12回大会では、決勝で渡辺棋王=当時=に勝って、史上2人目の2連覇を達成した。昨年は準決勝で敗れて3連覇はならなかったが、朝日杯での敗戦はその1敗だけ。今回の勝利で通算20勝1敗と早指し戦でも驚異的な強さを見せている。持ち時間が6時間の順位戦でもこれまで通算38勝1敗の高勝率を誇り、今年度はB級2組からB級1組への昇級を決めている。(村上耕司)