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 東日本大震災の津波被災者向けに整備された災害公営住宅のうち、最後に完成した盛岡市の「南青山アパート」で11日、入居が始まった。災害公営住宅は被災地を中心に計8県で約3万戸が整備されたが、震災10年を前に空き室も目立つ。南青山アパートも、30部屋以上が空いた状態での門出となった。

 この日、記念の式典が開かれ、沿岸部の岩手県陸前高田市出身の湊洋子さん(79)がカギのレプリカを受け取った。津波で自宅が流された湊さんは「やっと自分の家が持てる。同じ境遇の人が近所になると思うので、支え合っていきたい」と話した。

 盛岡など内陸部には約6千人が沿岸から避難し、早くから建設計画が持ち上がっていた。だが、沿岸に住民が戻らなくなることを懸念する自治体もあった。このため岩手県は建設の時期を調整。2016年ごろから計画が進み、南青山アパートも17年に建設が決まった。内陸部では最終的に計283戸の災害公営住宅が整備された。

 震災から完成までの10年間で…

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