ノムさんに学んだ「備えあれば…」 稲葉監督は今も体現

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井上翔太
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 野球日本代表侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が、12球団のキャンプ視察を終えた。コロナ禍でも東京オリンピック(五輪)開催を見据え、できる限りの「準備」は怠らない。根底にあるのはヤクルト時代に教わった野村克也さんの言葉だった。11日は野村さんが亡くなってから1年。

 「僕は『いい準備をして』という言葉をよく使うんですけど、その生き方を教えてくださったのは、野村監督なんです。『備えあれば憂いなし』と、よく言われましたね」

 昨年末の単独インタビューで、稲葉監督はこう語った。法大からヤクルトに入団してプロ1年目の1995年。初めて参加した春季キャンプでの経験に基づいていた。

キャンプ中は毎日「講義」

 練習後、午後6時から7時までが、野村さんによる講義の時間だった。口を酸っぱく言われたのが、事前の準備。「ベンチや次打者席で、相手バッテリーの配球を頭に入れて、整理してから打席に入る。すると打席で自分のパフォーマンスだけに集中できる」と自身の現役時代を振り返る。

 セ・リーグを制した95、9…

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