「無観客は開催の意味ない」川淵三郎氏、過去にツイート

荻原千明
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 辞意を固めた東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)=元首相=の後任として、森会長から就任を要請された川淵三郎氏(84)。大会組織委の評議員の立場から、これまで自身のツイッターで東京大会に度々、言及してきた。

 大会延期が決まった昨年3月24日には、サッカーやバスケットボールなどで様々な大会運営に携わってきた経験から、こうツイートした。

 「一年延期が決まって何かホッとした。コロナウイルスがどこまで世界的な広がりを見せるのか全く予断を許さない中でやむを得ない決定だったと思う。しかし選手、運営関係者の方々には延期に伴う多くの難問題が待ち受けている」

 年が明けた1月13日には、観客の有無について持論を述べた。

 「世界でコロナ感染収束の見通しが立たない中で東京オリンピックをどう考えるか。一番重要なことは日本国民に安全安心を担保して開催できる否かだ」

 「海外の観客には防疫のための制約を課す。最悪の場合日本人のみ。無観客は開催の意味がない」

 その後も「暗く陰鬱(いんうつ)な社会を、十分なコロナ対策を講じた上でのオリパラ開催は人々に夢と勇気と希望と感動を与える唯一最大のイベント」(1月15日)とツイート。

 翌16日には「オリパラの最終決定は私見だが3月末頃か。IOCの判断に日本は従うことになる。(中略)中止は8割の人が納得し決行は2割の人が喜ぶ。その割合が増えない限り国を挙げての成功は難しい」「オリパラの最大の懸念は海外の観客からの感染危機に尽きる。徹底的な感染危機管理が可能かが問われる」と記した。

 1月29日には、「選手たちがどれほど開催を待ち望んでいるか、それを今の時点で口にすることがはばかられるコロナパンデミック。この状況であるからこそあたたかい心で苦渋に満ちている選手たちにエールを送ってほしい」とした。(荻原千明)