人気者たちの裏側、動画で 水族館が有料の配信サービス

新型コロナウイルス

安田琢典
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 新型コロナウイルスの影響で足を運べない人たちにオンラインで生き物たちと触れ合ってもらおうと、三重県伊勢市の水族館「伊勢シーパラダイス」が11日、有料の動画配信サービスを始めた。水族館にとっては収入増につなげる狙いもある。ふだんはなかなか見られないバックヤードなどを中心に、毎月3回以上、動画を配信していく。

 全国の水族館では、クラウドファンディングで資金を集めるところも多い。今回、その代わりに有料で動画を配信することにした理由について、広報担当の岩山慎副課長は「寄付されたことへの返礼という1回で終わってしまう関係ではなく、末永く応援してもらえる関係性を築きたかった」と話す。

 伊勢シーパラダイスは、柵を取り払ったカリフォルニアアシカのステージや、来館者の背中を大きなヒレアシでたたくセイウチのパフォーマンスなど、距離感ゼロの展示を売りにしている。館内を散歩したり、来館者と握手したりするツメナシカワウソや、来館者の目の前でパフォーマンスを披露するトドなど、人気の高い生き物も多い。

 有料の動画では、こうした生き物の日常を、より詳しく紹介していく方針だ。担当飼育員に装着したカメラとマイクを通じ、開館前の生き物の健康状態の確認や飼育舎の清掃など、めったに見られない裏側も見せていく。また、飼育員のおすすめの生き物たちの生態にも鋭く迫っていく。

 岩山副課長は「担当飼育員ならではの濃密な場面を配信しつつ、視聴者のリクエストにも応える形で、一緒にオンライン水族館を作り上げたい」と話す。

 動画配信サービスは月額590円(税込み)。ユーチューブの伊勢シーパラダイス公式チャンネル(https://www.youtube.com/user/TheFutamiseaparadise別ウインドウで開きます)から、メンバーに登録するとサービスを受けられる。(安田琢典)

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