朝日杯3度目の優勝 師匠が語る藤井二冠の成長と強さ

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佐藤圭司
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 第14回朝日杯将棋オープン戦準決勝・決勝(朝日新聞社主催、東海東京証券ローソン協賛、ABEMA特別協力)は、藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が11日、3度目の優勝を飾った。解説者として会場の東京・有楽町朝日ホールにいた藤井二冠の師匠、杉本昌隆八段(52)に、準決勝前、決勝前、決勝後の3回、話を聞かせてもらった。主なやりとりは次の通り。

準決勝前

――朝日杯の準決勝・決勝を見に来ていただくのが、恒例のようになりました。

「藤井二冠が棋士になってから、毎年、準決勝・決勝は見に来ていまして。四段でデビューして4回目ですね。まだシード権もなくて、この東京まで勝ち進むかどうかというのは分からないことなんですけど。藤井二冠なら勝ち進む可能性が高いだろう、ということで、毎年この時期、日程は空けていました」

――朝日杯の名古屋対局も会場にいてくれます。

「藤井二冠の活躍も、名古屋対局が行われるようになった大きな要因かと思っています。公開対局が地元・愛知でも見られるのは地元の棋士にとっても非常にうれしいことで、関係者の方に感謝しています」

――藤井二冠は中学3年の時に初優勝、高校1年の時も優勝、高校2年の時はベスト4、高校3年が今回です。

「棋戦初優勝が朝日杯でしたものね。鳴り物入りでデビューした藤井二冠が、初優勝が何になるのかは、大きな注目だったと思います。初めての優勝が朝日杯であったということで、彼にとっても非常に縁起が良い棋戦ではないか、と思います」

「最初のころ、彼が優勝して、東京駅まで一緒に帰っていた思い出がありますね。打ち上げが終わって、東京駅までタクシーの中で話して、東京駅でお別れ、というのが私と藤井二冠の恒例でした」

――一緒に名古屋まで帰られたことは?

「あるんですよ。去年。唯一、負けた年ですよね。準決勝で敗退して、新幹線の中で、負けた千田翔太七段戦の反省をした記憶があります」

――前身の朝日オープン将棋選手権の時に杉本さんも決勝五番勝負に進出されました。一門にとっても縁深い?

「全棋士参加で、ほぼ横並びのトーナメントということで、若手にとって非常に夢がある棋戦という印象でした。五番勝負進出は、自分の棋士人生にとっても忘れられない、素晴らしい思い出の一つです」

――朝日杯の藤井二冠の将棋で印象に残っているのは?

「どれも印象深いですが、初参…

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