死亡など万一の際の保障があり、老後の資産形成もできて「一石二鳥」。こんな触れ込みで円建ての変額保険がじわりと人気を集めている。保険と投資信託を組み合わせた金融商品で、資産が膨らむこともあれば元本割れもある。しくみが複雑で手数料は高め。売る側が得る「うまみ」と消費者が払う費用の「重み」を知り、自らに合った商品かを考えたい。

 変額保険が最近注目されるのは、米国の金利低下によって外貨建て保険の販売が低迷しているためだ。

変額保険って何?
保険料の一部を株式や債券などで運用し、満期保険金が変わる商品。死亡時などに保険金が出る。顧客はどんな運用をするかを自ら選び、資産が大きく増えることも元本割れも起こりうる。超低金利が続くなか、長期積み立てで運用できてインフレに強いとされる一方で、積立金は大きく変動し、早期解約のペナルティーも大きい。保険の名前がつくが、実態は投資商品と言える。毎月や毎年など定期的に保険料を振り込む「平準払い」が主流だ。

 変額保険は中堅生保を中心に月ぎめ保険料など平準払いの商品が好調。メットライフ生命は昨年11月から売り出した。業界まとめでは、ソニー、アクサ、東京海上日動あんしんなど生保6社の新契約年換算保険料は2017年度の約450億円から19年度に約780億円に。20年度はコロナ禍で対面販売が難しかったが、現時点で前年以上を見通す社が多い。

 売れ筋の一つがアクサの商品「…

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