キッチンカーの組合が発足 営業機会減っても一緒に交渉

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高橋豪
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 移動しながら飲食物を売るキッチンカーの業界団体「山口グルメケータリング協同組合」が今年1月に設立された。コロナ禍で営業の機会が減った事業者が手を携え、新しく始めた人も加入した。仕事の受注に向けた交渉が共同でできる利点を生かし、活動の幅を広げている。

 10日、山口市小郡下郷の山口総合健診センターの入り口近くに、1台のキッチンカーが止まっていた。昼食の時間に合わせ、ドライカレーやソフトクリームなどを提供した。

 組合員の一人で、市内の小原翼さん(35)が昨年9月に開業したキッチンカー。コロナ禍の今、営業するのは月に4、5回ほどというが「慣らし期間だとポジティブにとらえたい」と話す。

 東京でイベント運営などを教える専門学校の講師をしていた小原さん。山口市へUターンするにあたり「自分でできる仕事がしたい」と、2019年ごろから準備を進めて開業した。9月に市内の中央公園で販売しているのを見て声をかけたのが、組合の理事長を務める市内の田中太一さん(46)だった。

 2005年に始め、ハンバーガーなどを販売している田中さんは昨秋から、組合設立に向けた準備を進めた。コロナ禍で移動販売ができるイベントが激減したことがきっかけという。昨春は仕事が1割以下になり、年間の売り上げの半分以上を占める7~9月も状況は好転しなかった。

 田中さんは、知り合いの同業…

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