アラサー記者はメンズメイクを始めた 気づいたことは…

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大野択生
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 男性が化粧をするメンズメイク。記者(27)も昨年の秋からメイクを始め、日常生活のなかに取り入れています。日々のメイクや取材を通して気付いたこと、考えてみたことをつづってみました。

 高校の卒業式の朝、私の顔を見た母が「こっちのほうがよく見える」と眉尻を描き足してくれたが、恥ずかしくてこっそりぬぐった。あれから9年近く。私は毎朝、化粧水で顔を保湿し、外出前はBBクリームやファンデーションを塗ってから眉を引く。昨日よりもじょうずに眉を描けると、少しだけうれしくなる。

 「メンズメイクをしてみたいんです」。百貨店の化粧品売り場でおずおずと尋ねたのは去年の秋。肌荒れが気になり、YouTubeで美容知識を仕入れるのにハマっていた。美容師の宮永えいとさんが投稿した動画もその一つだ。

 宮永さんがメイクを始めたのは、美容室の店長になったばかりの頃。「最近疲れてますか?」とお客さんに指摘されたことがきっかけだった。鏡の前に立ち続けるのが美容師の日常だが、お客さんを美しくすることに全力を注ぐあまり、自分の顔をじっくり見たことはなかったという。

 取材に対し、こう語っていた。「20代半ばの男性って、ちょうど職場に後輩もできて『仕事頑張るぞ』モードになっていて、自分の身なりに興味が薄れてくる頃ですよね」。うぅ、耳が痛い話である。実際仕事に追われていたせいもあるが、思い返せば先輩から「大野、いつも『人生終わり』みたいな顔だな」とよく言われていたな……。

 話は戻って百貨店。売り場の…

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