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 ユネスコ(国連教育科学文化機関)無形文化遺産の登録に向け、文化審議会は12日、審査が先送りにされていた「風流踊(ふりゅうおどり)」について、「寒水(かのみず)の掛踊(かけおどり)」(岐阜県郡上市)や「新野(にいの)の盆踊(ぼんおどり)」(長野県阿南町)など4件を新たに加えることを決めた。政府は3月末、ユネスコ事務局に「風流踊」を再提案する予定。

 「風流踊」は盆踊りや念仏踊りなど、地域の歴史や風土を反映して伝承されてきた民俗芸能のこと。2009年にユネスコ無形文化遺産に登録済みの「チャッキラコ」(神奈川県三浦市)に、全国各地の36件を加えて昨年提案していた。

 だが、ユネスコは年間の審査件数を絞っており、登録件数が多い日本の提案については近年、2年に1度の審査となっている。「風流踊」についても昨年提案していたが、後回しになったため、今回、国の重要無形民俗文化財に今年指定されたばかりの「寒水の掛踊」「対馬の盆踊」(長崎県対馬市)、「野原(のばら)八幡宮風流(ふうりゅう)」(熊本県荒尾市)と、1998年に指定されていた「新野の盆踊」を追加し、計41件をひとまとまりにして再提案することにした。

 ユネスコの登録審査は、来年11月ごろとなる見通しだ。(丸山ひかり)