出会い系で知り合いトラブルか 逮捕のアルペン会長辞任

竹山栄太郎、小松万希子
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 スポーツ用品大手のアルペン(名古屋市)は12日、強制わいせつ致傷などの疑いで愛知県警に逮捕された創業者で会長の水野泰三容疑者(72)が、12日付で代表取締役会長を辞任したと発表した。本人から「取締役としての職責を十分に果たすことができないため、辞任したい」との申し出があったという。

 水野容疑者は1972年にアルペンを設立。スポーツ用品店の全国チェーンを築いた。2016年まで社長を務め、その後代表権のある会長に就いた。同社は「今回の件を厳粛に受け止め、コンプライアンス(法令や社会規範の順守)の強化に努めながら、信頼を回復していけるよう努力してまいります」とのコメントを出した。

 愛知県警は12日、水野容疑者=名古屋市東区白壁4丁目=を女性(42)への強制わいせつ致傷と暴行、窃盗の疑いで名古屋地検に送検した。捜査関係者によると、水野容疑者は事件前、出会いを目的とするカフェ形式の店で被害女性と知り合い、ホテルに行きトラブルになったという。

 水野容疑者は「口論になり、もみ合いになったが、暴力は振るっていない。わいせつなこともしていない。金も盗んでいない」と否認しているという。

 中署によると、水野容疑者は昨年11月29日、ホテルの客室で背後から女性の首を絞め、体に触るなどのわいせつな行為をして3週間のけがを負わせた疑いがある。女性から10万円と運転免許証を盗み、客室の外で女性の髪をつかむ暴行をした疑いもある。

 捜査関係者によると、水野容疑者は見知らぬ男女が知り合い、気が合えば一緒に店を出る「出会い系カフェ」で女性と知り合い、ホテルで性的な行為を求めたところ拒絶され、トラブルになったとみられるという。(竹山栄太郎、小松万希子)