クリロナが神対応した少年が日本一に あの言葉に救われ

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玉木祥子
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 2014年7月、小学校6年生のサッカー少年が、紙に目を落としながら、ポルトガル語で懸命に思いを伝えようとしていた。

 目の前にいるのはサッカー界のスーパースター、ポルトガル代表のクリスティアノ・ロナルド選手。

 「なぜ笑う? 彼のポルトガル語はうまいよ」。

 報道陣や関係者が詰めかけた会場から起きた笑い声にロナルド選手が切り返し、「神対応」と話題を呼んだ。

 少年は山梨学院高校3年の岩岡遼太さん(18)。今年1月、第99回全国高校サッカー選手権大会で頂点に立ったチームのメンバーだ。「ロナルド選手の言葉が支えになって、つらいときも、自分を信じて頑張ることができた」と話す。

 東京都八王子市出身。5歳でサッカーを始め、小学生になって地元のサッカークラブに入ると、ロナルド選手のプレーに夢中になった。フリーキックや無回転シュートの映像を見てまねをし、ますますサッカーが好きになっていった。

 6年生のある日、健康美容器具のPRイベントでロナルド選手の来日が決まり、質問者3人を募集するという広告を見つけた父親が応募した。すると、1万人以上の中から抽選で選ばれ、あこがれのスターに会えることになった。

 本番までは1カ月しかない。通っていたフットサルスクールの日系ブラジル人コーチにポルトガル語を教えてもらい、声を出して何度も練習した。

 「僕の夢はサッカー選手にな…

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