森会長後任「早く固めて」 アシックス、五輪が業績左右

森田岳穂
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 アシックスが12日発表した2020年12月期決算は、純損益が161億円の赤字(前年は70億円の黒字)に転落した。コロナ禍で国内外の直営店が休業し、ランニングシューズの販売が減った。ただ足元では屋外スポーツの需要が増えており、来年度は黒字に転換する見通しだ。

 売上高は前年比13%減の3287億円、営業損益は39億円の赤字(前年は106億円の黒字)だった。今後は市場が順調に回復するとみており、21年12月期の売上高は3700億~3850億円、純利益は20億~35億円とみる。東京五輪パラリンピックの開催形式が定まらないことから、予想に幅を持たせた。

 アシックス東京五輪のスポンサーを務めている。大会組織委員会の森喜朗会長が辞任を表明したことについて、広田康人社長は「開催予定の時期が迫る中で、できるだけ早く体制を固めてほしい。(後任の会長は)しっかり決まったプロセスに基づいて選任されるべきだ」と話した。(森田岳穂)