ATM跡地にまた「ATM」 でも、お金は出金できず…

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斉藤智子
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 四国八十八カ所霊場23番札所薬王寺(徳島県美波町)の門前町に、装い新たに「ATM」がオープンした。ただ、見かけはちょっと独特で、外装は年季の入った金属板とガラスでできている。玄関ポーチの半円のひさしの上に、「A」「T」「M」と青色の文字がぴょこんと飛び出ている。気になる空間だ。

 中に入ってみたが、現金自動出入機(ATM)はどこにもない。

 壁には21インチの小さなモニターがあり、薬王寺門前町の桜町通りを中心とした美波町の見どころや魅力を伝える映像が流れている。散策絵地図などのパンフレットも置かれている。

 「ATM」の正式名称は「Art Tourism Museum 373(アートツーリズムミュージアム373)」。町名の「美波(みなみ)」にかけて「373」と名付けられたという。地域の情報や魅力を発信するギャラリーだ。

 間口約2メートル、奥行き約3メートルの鉄骨造りブースの内部は銀灰色に塗装した曲面になっており、奥行きを感じさせる空間になっている。

 かつてはJAバンクのATMがあったが、しばらく空きブースになっていた。薬王寺の参拝客を門前の桜町通りに呼び込み、にぎわいを取り戻そうと、町の有志でつくる団体「日和佐 発心の会」が改修した。

 中心になって企画したのは…

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