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 新型コロナウイルスの群馬県内の新規感染者数は12日までの直近1週間で148人で、前週の290人から半減した。感染者用の病床使用率も昨年12月上旬以来約2カ月ぶりに40%を下回った。22日で期限を迎える前橋市や高崎市など計9市町の飲食店への営業時間短縮要請の解除について、山本一太知事が来週中にも判断する見通しだ。

 県のまとめによると、11日現在の1日あたりの感染者数(1週間平均)は25・4人で、前週からは12・9人減少。経路不明の感染者の割合や検査の陽性率も減少傾向だ。他県に比べて高かった病床使用率も前週から18ポイント以上減少し、39・0%まで低下した。

 知事は12日の定例会見で、感染者用病床は現在確保している343床から3月上旬までに400床に増床できる見込みだと発表した。今後の感染拡大を見据え、450床まで上積みをめざすという。

 9市町の接待を伴う飲食店などへの営業時間短縮要請の対象は、直近1週間での1日平均の感染者数が人口10万人あたり2人以上の地域で、市中感染の広がりなども踏まえて判断している。12日現在でこの基準を上回っているのは2・2人の伊勢崎保健所管内(伊勢崎市、玉村町)のみだ。

 知事は今後の感染状況次第だとしながらも、「できることならば伊勢崎も含めてすべて(要請を)解除できればという希望を持っている」と話した。専門家の意見も踏まえて結論を出すという。

 また、医療従事者向けのワクチンの先行接種は国立病院機構の高崎総合医療センター(高崎市)と渋川医療センター(渋川市)の2カ所で計864人を対象に実施する。3月中旬にも始まる他の医療従事者や消防隊員らへの接種も含めると、先行接種の対象者は県全体で約7万2千人に上るという。(森岡航平)

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 群馬県は12日、県内で新たに13人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の感染者は累計で4213人(うち79人死亡)となった。

 新規感染者は居住地別に前橋市7人、大泉町と館林保健所管内が各2人、高崎市と太田市が各1人。

 県によると、太田市内の介護事業所(ショートステイ)で9日までに利用者4人と職員1人の50~90代男女が感染するクラスター(感染者集団)が発生。福祉施設でのクラスターは県内18例目。吾妻郡内の専門学校では新たに生徒2人の感染が確認され、計32人になった。

 前橋刑務所は収容中の20代男性受刑者1人の感染も発表。8日に嗅覚(きゅうかく)の異常などを訴えたため、他の受刑者らと隔離したといい、濃厚接触者の特定などは今後進めるという。

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