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 【大分】昨年7月の豪雨で被災し段階的に復旧しているJR久大線で、由布院―庄内間(15・4キロ)が13日早朝から運転を再開する。この区間の代替バスへの乗り換えが不要になり、大分市と由布市を行き来する通勤・通学客の利便性が向上する。3月1日には豊後森―由布院間も開通し、久大線の全線がつながる見込みだ。

 JR九州大分支社によると、久大線は7月豪雨で鉄橋流失や橋脚の傾きをはじめ、線路への土砂流入など計145カ所で被災。翌日以降、段階的に運転再開を重ねてきたが、豊後森―庄内間が不通のままだった。

 12日、被災場所のひとつの戦川橋梁(きょうりょう)を点検用の車両が通過する様子が報道陣に公開された。大分川と支流の戦川の合流地点にあり、7月豪雨で橋桁の根元付近の土砂が流出、線路が浮いた状態に。新たにコンクリートの擁壁を設けて増水にも強い橋になったという。

 戦川橋梁付近は周囲に道がなく、私有地の持ち主の協力で工事用の道を設けたり、林を切り開いて資材置き場など作業用のスペースを確保したりした。同様の場所は多く、駅から工事現場までの線路をはがして工事用車両の通り道にした場所もあったという。

 貞苅路也支社長は「新型コロナ禍で湯布院の町も厳しい状況にあると聞く。復旧を機に列車で湯布院を訪れてほしい」と話した。(寿柳聡)

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