相談員も「うつになりそう」 いのちの電話、増す深刻さ

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吉田啓
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 悩みを抱え、時には自殺をも考える人たちからの相談を受ける「北九州いのちの電話」(北九州小倉北区)。新型コロナウイルス禍でその内容は深刻さを増し、一方でボランティアの相談員は減り続けている。活動を支援しようと小倉東ロータリークラブ(同区)が10日、100万円の賛助金を贈った。

 北九州いのちの電話には昨年、1万5571件の相談があった。自殺をうかがわせる内容の相談が13・7%を占めた。1977年の開設から最も高い割合となった。

 全国のいのちの電話が協力して運営するフリーダイヤルのうち、北九州で受けた相談では昨年12月分で29・1%が、今年1月分で31%が自殺をうかがわせる内容だったという。

 重い相談が次々に寄せられる中で、相談員の負担は増している。2001年には247人いたが、19年には137人にまで減った。研修を終えたボランティアが交代で電話を受けるが、コロナ禍で当番に入れなかったり、回数が減ったりした人もいる。

 こうした相談員の中には自身もコロナへの不安を抱えつつ、コロナで生じた悩みを抱える人の話を聞き続けるうち、さらに不安が高まり「うつになりそう」と訴えた人もいたという。

 ボランティアに支給されるの…

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