関電、国内初の老朽原発再稼働へ一歩 福井県が議論へ

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橋本拓樹、栗林史子 室矢英樹、堀川敬部
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 関西電力の森本孝社長は12日、福井県の杉本達治知事と面会し、運転40年超の老朽原発の再稼働の前提とされる中間貯蔵施設の県外候補地について「2023年末を最終期限として確定する」と報告した。オンラインで参加した梶山弘志経済産業相も知事に再稼働への協力を要請。杉本知事は了承し、県議会に再稼働の議論をするよう求める方針を示した。関電は具体的な候補地を決められないまま、国の後押しで国内初の老朽原発再稼働への手続きが動き出した。

 関電は運転40年超となる美浜原発3号機(福井県美浜町)と高浜原発1、2号機(同県高浜町)の再稼働準備を進めている。実現すれば国内初の老朽原発の再稼働となる。

拡大する写真・図版関西電力高浜原発1、2号機=2020年11月14日、福井県高浜町、朝日新聞社ヘリから、金居達朗撮影

 再稼働には最終的に杉本知事の同意が必要だが、知事は判断の前提として、関電に昨年内に中間貯蔵施設の県外候補地を提示するよう要求してきた。昨年12月には関電を含めた大手電力10社でつくる電気事業連合会青森県むつ市の施設を共同利用する案が浮上したが、むつ市側が反発。今回、関電社長が経産相とともに知事に直接説明することで、膠着(こうちゃく)状態を打開するねらいがあったとみられる。

 この日の面会で森本社長は知…

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