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 国連人権理事会は12日、国軍のクーデターが起きたミャンマーについての特別会合を開き、拘束されたアウンサンスーチー氏らの即時かつ無条件での解放と、民主的に選出された政府の回復を求める決議を採択した。

 特別会合は英国と欧州連合(EU)の要請を受けて開かれ、決議は採決なしで採択された。ミャンマー国軍と関係が近いロシアや中国は「内政問題だ」として会合の開催自体に反発。採決には「関わらない」と主張するなど、足並みはそろわなかった。

 会合には、トランプ前政権下の2018年に人権理事会から離脱し、バイデン新政権になって復帰を表明した米国も、オブザーバーとして参加した。米国は、ミャンマー国軍幹部らへの制裁を表明しており、会合では他の参加国にも「制裁などを通じ、クーデターの責任者への説明責任を追及する取り組みに加わって欲しい」と求めた。(ロンドン=下司佳代子)