PCR資材不足、今後の検査に暗雲 影響は大学にも

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天野彩、小宮山亮磨、松尾一郎
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 国内で今年初めから、新型コロナウイルスのPCR検査に欠かせない特殊なプラスチック製品など関係資材の不足が目立ってきた。資材不足がハードルになり、PCR検査を欧米並みに増やせなくなる可能性がある。

数少ない国産メーカー 需要急増で大打撃

 「手に入るものを複数のメーカーや卸業者に用意してもらい、なんとかやりくりしている。今の状況が続けば、最悪、検査ができなくなるかもしれない」と不安げに語るのは、東日本の民間検査機関の担当者だ。1日あたり数百件規模で扱ってきた新型コロナの検査を数倍に拡大するため、大型の検査装置を発注したが、その装置も世界的な需要急増の影響で、納入が予定より遅れている。

 不足が目立つ資材は、鼻水や唾液(だえき)などの試料を取り分けるのに使う「ピペットチップ」や、取り分けた試料をPCR装置にかける専用容器「PCRチューブ」など。使い捨てのため大量に必要で、常に確保しておかなければならない。

 こうした資材を生産する国内…

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