「従業員を守れるなら」罰則覚悟の夜営業、売り上げ増も

有料会員記事新型コロナウイルス

木村浩之、増山祐史 大山稜、黒田壮吉
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 朝ラーメンに朝焼き肉。新型コロナウイルス対策の一環で、「朝から営業」を試みる飲食店が生まれている。果たして客がいるのかと店主も半信半疑だったが、意外な人気を呼んでいる。13日には改正特別措置法が施行され、営業時間短縮などの命令に従わないと過料の対象となったが、罰則覚悟で午後8時以降の営業を続ける店もある。

 午前7時半。

 まだ冷え込む厨房(ちゅうぼう)で、東京都町田市の「いっぷくラーメン」店主の太田黒幸平さん(50)が仕込み作業を始めた。とんこつスープのにおいが漂う。

 もともとは午前11時から午後10時まで営業していた。店は仕事や部活帰りの客が多く、午後8時以降の収入が全体の約3割を占めていた。

 なんとか収入減を補えないか、とたどり着いたのが「朝ラーメン」だった。1月から早起きをがんばって、午前9時に店を開け、午前11時までは麺類を80円引きで提供している。開店時間にひっかけて鯨肉を使う「9時ラ(くじら)ーメン」も考えた。

 じつは「朝からラーメンなんて、誰も来てくれないのでは」と店主自ら思っていた。だが、ふたをあけると、夜勤明けや出勤前の会社員、学生らが来店してくれ、新規の客も増えつつあるという。夜勤を終えてきたという30代男性は、とんこつラーメンを平らげて「ふだん朝はファストフード店や喫茶店に行くしかなかった。がっつり食べられて助かる」。

 太田黒さんは「浸透はこれからだが、ピンチを乗り切るしかない」と話す。

 東京・新橋では「焼肉ライク新橋本店」が午前7時に店を開ける。

 人気は、バラカルビ100グ…

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