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 山梨県南アルプス市野牛島の市営温泉「樹園」で3月末まで、山梨の私鉄で「ボロ電」の愛称で親しまれた山梨交通電車線の歴史などを紹介する写真や資料が展示されている。昨年12月に甲府市内の旧貢川駅跡地に整備されたミニ公園と記念碑の設置を記念して企画された。

 「ボロ電」は、1930(昭和5)~1962(昭和37)年、甲府市―増穂町(現在の富士川町)間の約20キロを結んでいた郊外型路面電車。甲府駅前駅から併用軌道で市中心部を抜けて、途中から専用軌道に入り、終点の甲斐青柳駅まで延びていた。

 展示では、運行当時の甲府駅前駅や甲斐青柳駅付近の電車、えびす講祭り協賛の華やかな花電車など、数々の貴重な写真や歴史の解説、路線図のほか、車両のミニチュア模型、車掌の腕章といった資料も公開している。

 廃線後、自動車道となった軌道跡は、「廃軌道」と呼ばれている。山梨交通管理事業部樹園管理主任の吉田俊也さん(53)は「当時を知る人には懐かしく感じてもらい、知らない人には、山梨にもかつてはこんな私鉄が走っていたことや、廃軌道と呼ばれる道路の名前の由来を知ってもらえたら」と話す。

 無料。木曜休み(祝日の場合はその翌日)。問い合わせは樹園(055・285・4131)へ。(三ツ木勝巳)

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