新聞紙がレジ袋に変身 プラごみ減らそう、中学生が考案

上田真仁
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 海洋プラスチックごみを減らそうと、福島県只見町の只見中学校(96人)の生徒が新聞紙でレジ袋をつくり、店などで活用されている。活動は町外に広がり、NPO法人「日本持続発展教育推進フォーラム」(東京)が主催する第11回ESD大賞の最高賞(文部科学大臣賞)を昨年12月、受賞した。

 ESD(Education for Sustainable Development)は、国連教育科学文化機関ユネスコ)が進める持続可能な開発のための教育という意味だ。

 2019年、生徒たちは学校の行事で新潟県の海に行った時、海辺に散乱したペットボトル、レジ袋、洗剤のボトルを目にした。中国語やハングルが書かれているものもあった。

 「海辺だけでなく、上流から運ばれるごみもあるのではないか」。生徒たちはそう思った。町内には日本海に注ぐ阿賀野川の支流、只見川が流れている。ごみへの意識が高まった。

 折しもスーパーなどのレジ袋の有料化が進んでいた。そこで考えたのが新聞紙の活用だった。折り畳んでA4判ほどの大きさにし、底にはマチ、取っ手も付けた。町内の商店や施設、薬局に持ち込んで使ってもらっている。

 生徒は作り方を他の住民に教える。「作ったよー」と、袋を学校に持ってくる人も現れた。活動を知った会津若松市郡山市白河市に加え、岩手県の施設でも作られているという。

 同級生と袋作りをしていた3年の大川桃果(ももか)さん(15)は「袋作りが広がっていることはうれしい。環境問題をみんなに知ってほしい」と話した。(上田真仁)