「かまくら」でほっこり 横手市で伝統行事

山谷勉
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 記録的大雪となっている秋田県横手市は13日、冬には珍しく青空が広がった。小正月行事の「かまくら」が作られた観光施設や町内会では、写真を撮ったり、催しを開いたりして雪を楽しむ光景が見られた。

 「かまくら」は、水神様をまつった雪室の中で子どもたちが餅を焼いたり、甘酒を飲んだりして遊ぶ伝統行事で、毎年2月15、16日に開催される。例年、子どもたちが「あがってたんせ」などと観光客を招き入れて、もてなしていた。

 今年は新型コロナウイルス感染防止策として、観光客向けの特設会場は設けていない。伝統行事として行う町内会などの要請に応じて「かまくら職人」が出向き、例年の半分程度の30基余りを作った。テーマパーク秋田ふるさと村には、そのうち12基が設置されている。

 横手駅近くの末広町内会は、「子どもたちに昔ながらの遊びを体験させたい」とかまくら作りを依頼。この日の夕方、卒業と入学祝いも兼ねて行事を実施した。直径3・5メートル、高さ約3メートルのかまくらに交代で入った子どもたちは、火鉢を囲んで餅を焼くなどして楽しんだ。

 市立横手南小6年の小松湊悟君は「コロナでいつも通りとはいかなかったが、町内にかまくらができてよかった」と話した。(山谷勉)