「ゴゴゴ」長い揺れ、テーブルの下へ 非常ベル鳴り響く

福島・宮城で震度6強

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 震度5強を観測した仙台市青葉区。13日午後11時50分ごろ、JR仙台駅構内では「安全確認をした結果、本日の電車の運行は全て取りやめます」のアナウンスが流れていた。駅前のデッキには数十人の若者が集まっていて、「大丈夫だった?」「今からどうする?」と話し合っていたり、スマホで情報を調べたりしていた。

 仙台市内に友達と遊びに来た宮城県塩釜市の20代の会社員女性は「駅前の居酒屋にいるときに揺れ始めた。ゴゴゴという音とともに揺れが長く続いて、友達とテーブルの下に避難した」と当時の様子を話した。店内での被害はなかったという。

 地震の影響で電車で帰宅できなくなったため、親に迎えに来てもらえるように連絡。「家族が全員無事そうで良かったけど、ほかの人のことが心配だ」と話した。

 駅前のアーケード街は人通りがまばらで、店舗の入ったビルからは非常ベルの音が鳴り響いていた。ガソリンスタンド前には、様子を見に来た消防車両があった。

 仙台市青葉区のコンビニのアルバイト店員、若松正樹さん(41)は、地震当時店内で棚の商品をチェックしていた。「大丈夫かなと思って様子を見ていたら、揺れが強くなってきたので急いで近くの酒の棚を押さえた」と驚いた様子だった。当時店内に客はいなかったという。

 東日本大震災で約4千人が犠牲になった宮城県石巻市は震度6弱を記録。海岸近くに住む女性(65)は「風呂に入ろうとしていたところで、津波が来るんじゃないかと慌てて服を着た。震災以来の大きな揺れで、地震後、工場地帯からジェット機のような爆音が続いていたので爆発が起きるんじゃないかと怖くなった」。息子(30)と自宅周辺を車で見回った。

 震度6弱を記録した宮城県岩沼市。小林治身さん(61)は「ソファでテレビを見ていたら激しい横揺れが来て、植木鉢や花瓶が倒れた」という。10年前の東日本大震災で両親を亡くした。内陸部で自宅を再建したが、「津波のことが頭をよぎり、怖くなった」と話した。

 石巻市にある石巻地区広域行政事務組合消防本部によると、地震によって2人のけが人が出た。命に別条はないという。石巻市で80代の男性が自宅で転倒し、頭を打って出血し、病院に搬送された。隣の東松島市では、80代の女性が寝ていたベッドから落ち、肩を強く打ってけがをしたという。

 このほか、消防によると、山元町でものが落ちてきて1人が頭にけがをした。

【動画】地震発生後の福島市内(14日午前1時すぎ)