「1週間は注意を」気象庁が呼びかけ 余震は20回超す

山岸玲
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 宮城県福島県で最大震度6強を観測した13日夜の地震を受け、気象庁は14日未明に記者会見を開いた。2011年3月11日の東日本大震災を引き起こした地震の「余震と考えられる」といい、担当者は「今後1週間程度、同規模の地震に注意してほしい」と呼びかけた。特に発生から2~3日後は規模の大きな地震が起きることが多くあるとしている。

 発生は13日午後11時7分。震源は福島県沖で、震源の深さは55キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・3。震源が深いことから津波の発生は確認されていない。

 宮城県蔵王町福島県国見町、相馬市、新地町で震度6強を観測し、北海道から中国地方までの広範囲で揺れを記録した。

 また、ビルの上層階を大きく長時間揺らす「長周期地震動」について、4段階で最大の「階級4」を福島県中通り地方で観測。上層階では「立っていられず、はわないと動けない」「固定していない家具の大半が移動し、倒れるものがある」とされる。

 震源周辺では14日午前2時までに震度1以上の地震が20回起きている。同庁の担当者は「揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっている」とし、「今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむをえない事情がない限り危険な場所に立ち入らないで」とも呼びかけた。

 震源は約10年前の東日本大震災を引き起こした地震から南西に約110キロ離れているが、気象庁青森県から千葉県の沖合の広範囲で起きたその後の地震をその余震と位置づけている。この範囲では、11年の「本震」から1年間でM4・0以上の余震が5383回起きたが、19年3月11日からの1年間では175回と30分の1以下に減っていた。ただ、東日本大震災以前よりは多いという。

 福島県宮城県では14日は晴れて気温が上昇する見込みだが、15日は低気圧が通過する影響で降雨が予想されている。さらに17日以降は真冬の冷え込みが戻りそうだという。(山岸玲)