崩れ落ちた門、車線を埋め尽くした土砂 福島上空ルポ

福島・宮城で震度6強

黒田壮吉
【動画】福島県内で起きた土砂崩れや落石などの現場=遠藤雅彦撮影
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 福島県沖で発生した地震から一夜明けた14日朝、本社ヘリから震度6強を記録した同県相馬市周辺の被害現場を見た。

 14日午前7時半ごろ、震度6弱を記録した同県桑折町。中通りの北部にある同町で、民家の門とみられる建造物が歩道側に崩れ落ち、木々が散乱していた場所があった。散乱した木々やブロックのような破片が道路の片側車線まで広がり、警察官らが警戒にあたる姿も確認できる。現場は、赤いコーンで囲まれ、車が交互に通行していた。

 東側の相馬市まで移動すると、常磐自動車道の土砂崩れ現場が目に飛び込んできた。幅50メートル以上にわたってのり面がえぐれるように崩れ、流れ込んだ大量の茶色い土砂や岩が車線を完全に埋め尽くしていた。

 大きいもので1~2メートルほどの岩を含む土砂で覆われた現場のあちこちで、4台のショベルカーが絶え間なく黄色いアームを動かし、トラックの荷台にうつす作業が続いている。周囲に多くのダンプカーが待機しており、数十人の作業員が復旧作業を急いでいた。

 午前8時前、同市の太平洋沿いにある松川浦大橋そばの道路脇では、がけが崩れていた。周囲に住宅はない場所だったが、乗用車の大きさを超える巨大な岩が無数に散乱し、数個は車道にもおよんだ。岩にぶつかったのか、黒い乗用車が1台止まり、車内では白いエアバッグが作動したあとも見える。警察の車両が警戒に当たっていた。黒田壮吉