ピンクユニを着て何話す? 阪神の1日主将制

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伊藤雅哉
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 阪神の春季キャンプで「1日主将制」が導入されている。投手と野手でそれぞれ1人ずつ。誰が“当番”なのか分かるように派手なピンクのユニホームを着ている。

 井上ヘッドコーチが打撃コーチだった昨年、発案した。「主将だけ違うユニホームのほうが自覚が出る」と、最初は主将だけビジター用を着ていたが、より明確にしようと黄色の特注ユニホームに変更。今年は事前にデザイン案を出し、矢野監督のチェックを受けてピンクに決まった。実は洗濯して同じ物を着回している。

 主将の役割は練習内容の指示のほか、練習前のスピーチもある。関西の球団らしく、笑いを取るなど「ひとひねり」でムードの盛り上げが求められる雰囲気がある。藤浪は7日、日本一高い山は富士山だが2番目の北岳はあまり知られていないという雑学を披露し、「1位にならないと意味がない」と演説した。

 8日は高卒2年目の井上が名前の広大(こうた)を頭文字にとった「あいうえお作文」を披露。「こ!このような大変な時期ですが、う!運をも味方にして、た!タイガースファンをこの若き19歳が喜ばせられるように頑張ります」。藤川の引退や福留の移籍でチーム全体が若返り、19歳の井上、西純も萎縮せず練習できているようだ。

 先々の「ローテーション」も…

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