村上春樹さん、ボサノバで朗読 過去のバレンタイン語る

山崎聡
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 作家の村上春樹さん(72)が14日、都内で開かれたライブイベントに出演した。自身がDJを務めるラジオの特別番組「村上RADIO」の関連企画で、音楽と言葉で村上作品の世界を表現する「村上JAM」の第2弾。今回は「いけないボサノヴァ」をテーマに歌手の小野リサさんらと共演し、自作の朗読を披露した。

 村上さんが総合プロデュース、親交の深いジャズピアニストの大西順子さんが音楽監督を務めた。新型コロナウイルスの感染拡大でホールの客席は定員の半数に。村上さんは開演時に「緊張する時代ですけど、少しでもリラックスして楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。

 小野さんは、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「おいしい水」などを披露。ジャズピアニストの山下洋輔さんやギタリストの村治佳織さんも演奏し、村上さんが村治さんのギターに乗せて自作の短編「1963年と1982年のイパネマ娘」を朗読する一幕もあった。

 村上さんは演奏の合間の曲紹介のほか、この日にちなんだバレンタインデーの思い出について「高校時代に何度かチョコレートをもらったことがあります。結構昔なんだけど、その頃からバレンタインデーってあったんですかね。石器時代がちょっと終わった頃だと思うんだけど」とユーモアを交えて語った。

 会場に入れる限定100席のチケット(2万円)は約17倍の抽選倍率で完売した。21日午後11時59分までの1週間、アーカイブが視聴できるオンライン配信チケットは4千円(税別)などで発売中。詳しくは公式サイト(https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/jam別ウインドウで開きます)で。(山崎聡)