「故郷の両親に」「都会の我が子に」春節で売れたのは

瀋陽=平井良和
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 12日に春節(旧正月)を迎えた中国の「年末商戦」で、家庭用の全自動マージャン機の売り上げが伸びた。中国メディアによると、ネット通販大手「淘宝網(タオバオ)」のサイトで売り上げが前年の春節前と比べて2・3倍に増え、「京東(ジンドン)集団」の関連サイトでも2倍になったという。

 理由は新型コロナウイルス対策だ。春節前後の40日間の人の移動が延べ17億人と試算され、全国的に「感染拡大防止のために帰省しないように」との呼びかけがなされたため、中国メディアは「家にこもって遊べるマージャン機を買う人が増えた」と報じている。

 購入者は20~30代が多いといい、帰省しない若者の声として「(故郷の両親と)一緒に過ごしてあげられないし、その間に外のマージャン店に行って感染するのが心配で贈った」との言葉も紹介されている。

 一方で、都会に出たまま年を越す子どものことを両親側が「寂しい思いをしているのではないか」と心配し、「これを使って、友だちと一緒に遊んでほしい」と贈った例もあるという。(瀋陽=平井良和)