トランプ氏、無罪でも捜査は継続 党内になお強い影響力

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ワシントン=園田耕司、香取啓介
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 米連邦議会議事堂の襲撃事件を扇動したとして、下院から弾劾(だんがい)訴追されたトランプ前大統領は、上院の弾劾裁判で無罪となった。ただ、裁判を通じて弾劾管理人(検察官役)の民主党の下院議員たちは襲撃事件の詳細やトランプ氏の責任を浮き彫りにし、共和党上院議員も50人中7人が「有罪」と判断した。今後の共和党トランプ氏の関係にも影響しそうだ。(ワシントン=園田耕司、香取啓介)

 「(襲撃事件があった)1月6日に我々が目撃した暴力は、始まりに過ぎないのではないかと恐れている。終わりにしなければいけない。判断はあなたたちにゆだねられている」

 13日にあった弾劾裁判の最終弁論で、検察官役の一人のネグース下院議員は、上院議員らに訴えた。

 裁判を通じて、検察官役が示したのは襲撃事件がいかに危険だったかという点と、トランプ氏の責任だった。議事堂内の監視カメラの映像も活用し、「ペンスをつるせ」と叫ぶ暴徒たちがペンス副大統領(当時)を狙い、ペンス氏も間一髪で退避した状況などを再現。連邦捜査局(FBI)の宣誓供述書をもとに、暴徒らは民主党のペロシ下院議長も殺害しようと考えていたと主張した。

 トランプ氏については、昨年から継続的に「選挙が盗まれた」と主張し続け、支持者が1月6日にワシントンに集結するよう求めたり、事件直前の集会で「死にものぐるいで戦え」と、議事堂での抗議を呼びかけたりしたと指摘。暴徒らが「我々はトランプのために戦う」「私は彼の指示に従い、彼が我々に頼んだことをやった」などと、トランプ氏の言動を動機として証言していると指摘した。

事件発生後の対応は

 ただ、解明されなかった点もある。特に、襲撃事件が発生してからトランプ氏がどのような対応を取ったのかは、分かっていない。

 弾劾訴追決議に賛成した共和…

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