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 15日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時3万円に回復した。取引時間中としては、1990年8月以来、約30年6カ月ぶりとなる。同日発表された国内総生産(GDP)の速報値が、市場予想より良かったことが好感された。新型コロナウイルスのワクチン接種への期待も、高まっている。

 東京市場では、前週末比142円34銭高い2万9662円41銭で取引が始まった。上げ幅はまもなく400円を超え、一時3万円の大台に乗せた。国内で新型コロナのワクチン接種が、近く始まるとの見通しも株価を支えた。

 日経平均は、2月に入ってから2千円ほど上昇していた。米国で追加経済対策が早期に成立するとの期待感があり、米国株式市場の値上がりの流れも後押ししている。

 また、東証では15日朝、システムの一部に障害が発生した。東証が証券会社などに送る株価データなどの順番が、部分的に前後した。株式の売買に影響はないという。(吉田拓史)