参院選期間中の東京不在は17日間 首相「すぐ戻れる」

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 15日の衆院予算委員会の集中審議で、2019年参院選について、当時の安倍晋三首相菅義偉官房長官が選挙期間中、そろって東京を不在にした日数を、立憲民主党野田佳彦元首相が質問した。菅首相が「17日間」と答弁したため、議場からは「えーっ」と驚きの声があがった。危機管理の認識をめぐる菅首相の答弁に、野田氏は「驚きを禁じ得ない」と漏らした。

 東京を不在にした日数について、野田氏は「公示から投票日前まで17日間。毎日いなかったということじゃないですか。明らかに危機管理より政局を優先してきたといわざるを得ない。その方が今回、総理大臣になった」と述べ、公邸にも住まないことにも触れたうえで「危機管理能力が欠如している」と指摘した。

 野田氏は「今年中に衆院選がある。(首相と加藤勝信官房長官の)2人で飛び回ることがあるのか」と重ねて質問したが、首相は「総理と官房長官が在京でなく離れることは内閣法の定めで、官房長官の不在時は政務の副長官が職務を代行する」「総理もすぐ戻れる態勢をとっている」などとし、問題はないとの認識を示した。

 首相はさらに「選挙をどう考えるかだと思う」とし、「政府の対策を国民のみなさんに理解していただく。ある意味で民主主義の根幹ではないでしょうか」と答弁した。