地震の負傷者、10県で157人に 土砂災害へ注意促す

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 福島、宮城両県で最大震度6強を観測した13日夜の地震で、総務省消防庁は、15日午後2時までに10県で計157人の負傷者が確認されたと発表した。うち重傷は11人で、死者や行方不明者はいない。

 両県によると、住宅被害は福島で1418棟、宮城で186棟が一部損壊。15日は強い雨が降り続き、震度6強を記録した福島県相馬市や新地町では、住民らが瓦の落ちた屋根をブルーシートで覆っていた。相馬市は午前9時からシートを無料配布したが、約1時間で200世帯分の在庫がなくなり、午後に急きょ500世帯分を国や隣接市から調達した。

 宮城県南部では断水も広がり、山元町では15日夜も約300戸が断水している。学校施設の被害も相次ぎ、文部科学省によると、両県で小中高校など計82校が臨時休校した。

 地震の影響で、東北新幹線では電柱が多数損傷し、那須塩原駅(栃木県那須塩原市)―盛岡駅(盛岡市)間で運転できなくなった。JR東日本によると、全線復旧には約10日間を要する見通し。

 常磐自動車道では福島県相馬市内でのり面が崩落。幅70メートル、高さ15メートル、奥行き10メートルの土砂が道を塞いで、相馬インターチェンジ(IC)―新地IC間が通行止めとなった。NEXCO東日本によると、一般車両の通行再開は今週半ばになる見通し。

 気象庁によると、福島県国見町、相馬市、新地町と宮城県蔵王町で震度6強、宮城県北部と中部で震度6弱を記録したほか、東北や関東の広い範囲で震度4以上を観測した。1週間程度は同規模の地震に警戒するよう呼びかけている。

 15日の雨と、地震の揺れが合わさって土砂災害の危険性が高まっている恐れもあり、気象庁土砂災害の警戒情報の発表基準を引き下げている。